スポーツの安全・安心を担保するためには、傷害データの収集・分析が重要になります。日本ではスポーツ安全協会の「スポーツ安全保険加入者及び各種事故統計データ」や「スポーツ傷害統計データ集」などにスポーツ傷害のデータがまとめられていますが、年代別などで集計されているため、「大学スポーツ」活動中の傷害の現状はまだ把握がされていません。
一方、NCAAでは所属大学が毎年障害報告するシステム、Injury Surveillance Programが1982年から開始され、大学学生選手のデータベースとしては世界最大です。そのデータからNCAAは多くの研究をおこない、安全・安心のために競技ルール等様々な変更をおこなっています。
そしてこのデータは研究目的で使用申請をおこなうことが出来ます。審査プロセスは内容のチェックの後に、Datalys Center Scientific Advisory Board (SAB)といわれる委員会の審査をうけて承認されればデータを受け取ることができます。この委員会は年4回しか開かれないので、申請の場合は開催日の4週間前までに申請書の提出が必要です。
詳細はこちらから:
Datalyscenter Requesting Data: https://www.datalyscenter.org/requesting-data/
NCAA Injury Surveillance Program: https://www.ncaa.org/sport-science-institute/ncaa-injury-surveillance-program
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