American Heart Association Journalが学生選手におけるSARS-CoV-2と心疾患との関係に関する調査結果を発表しました。
結論としてコロナに感染した大学学生選手3,018名の内に心筋炎もしくは心臓の炎症(myocarditis, or heart inflammation)の症状や診断を受けた人は21名(0.7%)であり、短期間の経過観察においては、コロナによる心疾患へのリスクは低いと述べられています。
今回の研究結果、COVID-19後の心筋炎の低い有病率、中等度および心臓の症状との関連は、先月発表されたプロの運動選手の大規模な研究の結果と類似しています(添付ファイル参照)。今回の研究はサンプル数が多いことや、三分の一が女性であることからも、有効なデータであるのと、この結果によって、今まで陽性者に一律で行われていた心臓検診について心疾患などの既往歴や症状によって行うことが検討されるとのことです。
SARS-CoV-2 Cardiac Involvement in Young Competitive Athletes
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